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お知らせ
2021年3月11日

はじめに、東日本大震災により被災された方々に、改めて心からのお見舞いを申し上げます。また、言葉では表せないほどの厳しい環境を乗り越えてこられた方々へ、心より敬意を表します。

 

震災直後に現地で目の当たりにした東北各地の変わり果てた風景は、今も心に深く刻み込まれています。サラダボウルグループと被災地・東北3県(岩手県、宮城県、福島県)のみなさまとの関りは、震災から5ヶ月経った2011年8月、KIRINの「復興応援 絆プロジェクト」の趣旨に賛同し、運営者の一人として「東北復興・農業トレーニングセンタープロジェクト(通称;農業トレセン)」に参加したことにはじまります。以来、今日に至るまで生産者や関係者のみなさまと一緒に様々な取り組みを行ってまいりました。(*農業トレセンは、現在、地域創生トレーニングプロジェクト(通称;地域トレセンhttp://chiiki-tresen.jp/)として活動中)。

復興に向けた活動を続ける中で、私たち自身も被災した仲間とともに、被災した地域において新たに農業法人を立ち上げることとなりました。2016年12月に岩手県大船渡市に「株式会社いわて銀河農園」を、2017年2月には宮城県大郷町に「株式会社東北アグリヒト」を設立いたしました。

いわて銀河農園は、被災住宅跡地を地域の未来の一翼を担う復興モデルに変えたいとの想いのもとに立ち上げ、東北アグリヒト(Agri+Licht)という社名には「東北の地に、アグリ(Agriculture;農業)で、未来の光(Licht;オランダ語で「光」の意)を照らす存在になりたい。農業で地域の未来を切り拓く「人(ヒト)」になりたい」という覚悟を込めました。


建設が始まる前のいわて銀河農園の敷地


現在のいわて銀河農園

 

地権者の皆様のご理解と、地域行政のご支援なくして数ヘクタールという規模のグリーンハウスを建設することはできません。また、このグリーンハウスで働いてくださる方の約9割が地元のパートさんです。地元の方々の助けがなければ運営することなどできません。被災された皆さまの復興への想いと支えがあってこそ、「いわて銀河農園」「東北アグリヒト」の今があります。そして、想いはつながり続け、2023年に福島県白河市にて「みちのく白河農園」を開業することとなりました。

東日本大震災から10年が経った今、改めてこの想いをしっかり胸に刻み込みます。私たちはこれからも、復興のお手伝いではなく、自らが実践者となって、地域に価値をもたらす事業を、地域の皆様との絆をもとに実現し、地域の未来を創ることに貢献してまいります。

 

サラダボウルグループ 代表 田中進


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