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代表メッセージ

好きで農業をやっているだけだから
言い訳なんてぜんぜんいらない。
真っすぐ向き合い続けていたら
社会がサラダボウルをつくってくれた。

代表取締役社長

田中 進

山梨県生まれ。横浜国立大学国際経営学部卒。三菱UFJ銀行に5年、プルデンシャル生命保険に5年勤務。農業生産法人、株式会社サラダボウルを創業 以降、兵庫、山梨にはじまり、岩手、福島、埼玉、静岡、山口、福岡、ベトナムと生産拠点を拡大 内閣府や農水省などの委員や理事を歴任。

代表取締役社長 田中 進

こんにちは、サラダボウルグループ代表の田中です。
「農業の新しいカタチを創る」という強い想いのもと、2004年に農業生産法人としてサラダボウルを立ち上げました。
私たちはその時代ごとの社会的要請に応えてここまでやってきました。

例えば「耕作放棄地をどうにかできないか?」といった地域の課題や「経営状況が苦しい…」という農家の課題、「トマトをもうちょっと安定して調達したいんだけど…」という取引先の課題。そうした相談を受けることが多いんです。

そのたびに「じゃあ、どうするか」と考えて取り組む。そんなふうにして広がっていった仕事がいくつもあって、世の中が求めていることに正面から向き合って応えるというのが、私たちの創業から変わらない経営のスタンスなんです。

「農業の新しいカタチって、なんですか?」ってよく聞かれるんですよ。農業には大きな可能性があり、その可能性の分だけカタチがある。農業そのものを変えて“新しい農業”をつくろうということじゃなくて、農業で実現できる“これからの新しいカタチ”をひとつずつ創りたいって思ってます。「これが“新しいカタチ”です」というひとつの何(What)かではなくて、時代ごとに変わる社会課題に応じて、農業へ向けられる社会的要請も当然変わるから、私たちの“農業の新しいカタチを創る”挑戦も変わり続けていきます。

サラダボウルの“農業のカタチ”は
常に変わってきた

振り返ってみると、最初に思い描いていた「農業の新しいカタチ」は、今とは全然違いました。5ヘクタール規模の大規模なグリーンハウスをつくるなんて、想像もしていなかったです。

創業から10年くらいは、とにかくがむしゃらで、毎日朝5時前に起きて夜10時までやって、いつ寝たか覚えてなくて、昨日と今日の境目がわからないくらい(笑)。生き物である作物と正面から向き合って、ああでもない、こうでもないって試行錯誤していました。この頃に苦しい経験をたくさんしたので、病気を出さないとか、作業遅れを発生させないとか、農業生産の本質的なところを身に沁みて理解しました。

そこから徐々に人が増えて、会社としての仕組みも整えていかなきゃいけないし、生産体制も整えなきゃいけないし、農家から少しずつ会社になってきて、農家感と会社感の両方を備えながら、サラダボウルは少しずつ変化してきました。一歩登ると次の山が見えてくる。さらに登ると、その先にもっと大きな山が見えてくる。そうやって少しずつ景色が広がっていく、そんな連続です。

2008年くらいから生産工程管理やマーケットクリエションなど、農業経営についてのキー・ファクターを整理し始めて、いわゆる経営マネジメントに本格的に取り組み始めて7年くらい経った2015年に、統合環境制御型大規模グリーンハウスを導入しました。

これがサラダボウルの第二創業的な展開で、ティッピングポイント*だったんだと思います。今のカタチのベースができて、そこからいろいろな地域から声をかけてもらって、圃場が全国に広がっていきました。
(*ティッピングポイント(Tipping Point)」とは、それまで緩やかに小さく変化していた物事がある臨界点(閾値)を超えた途端に、急激かつ劇的な変化を引き起こす転換点)

でも、この現在のカタチもすぐに変わると思っています。ちょうど今、観光農園に関する新規事業を進めているんですが、これが完成すると、またひとつサラダボウルが提供できる価値が増える。

社会の変化はどんどん速くなっているから、必然的に社会的要請に応えるサラダボウルも変化のスピードも速くなる。やったことのないこともどんどんやるし、その分、新しい学びも多い。こんなことにチャレンジしたいという人と一緒に働きたいと思っています。

サラダボウルに向いているのは
主体性があって自分事として考えられる人

農業って、すごくシンプルなんですよ。自分の関わりが、そのまま結果に返ってくる。頑張ってもうまくいかないこともあるし、失敗することもある。生き物の生きる力が、自分たちのミスを帳消しにしてくれることだってある。農業には不合理なことや理不尽なことは一切なくて、とても分かりやすくて受け止めやすい仕事なんです。

でも、厳しさもある。おいしいものをつくれば喜ばれるし、おいしくなければ売れない。欲しくなければ買わないし、必要なら買ってくれる。言い訳もできないし、そもそもいい訳なんて必要ない。とてもシンプルで気持ちがいい。
「なんでこうなったんだ?」「どうすればよかった?」って自然に因果を考え、原因と結果の考察を繰り返す。農業では全部が自責なんです。

だから、サラダボウルには「自分がやる」という文化が根付いています。農業生産は子育てと同じで、生き物を育てている「畑」を自分の真ん中に置けるか?――ということが問われる、責任ある仕事なんです。

自分たちで勝手に種をまいて、勝手に苗を植えて。わがままでやってるわけですから。嫌なら種をまかなければいい。好きで始めているわけだから、言い訳なんていらないですよね。

でも、自分たちのわがままではじめた農業経営で、少しでも社会が豊かになったり、少しでも人が幸せになったり、そういうことにつながっていったら、すごくいいですよね。。地域が必要としてくれたり、応援してくれたり、みんなが褒めてくれたり。こんなうれしいことはありません。

ちなみに、社内のメンバーにも「サラダボウルに向いている人、向いていない人ってどんな人?」と聞いてみました。このページの最後にまとめておくので興味のある方は見てみてください。

志望動機なんて
かっこよくなくていいんですよ

動機は「農業が面白そうだなって思って」とか「なんか農業にハマっちゃって」──それくらいでもいい。かっこいい立派な理由で入ってきた人よりも、辞める理由がない人のほうが長く続くことだってある。がっつり農業を目指す人も、なんとなく農業に関わりたい人もサラダボウルには合うんだと思います。

サラダボウルは個性をとんがらせる器って言ってるんですけど、いろんな人がいていいんです。農業が根底にはあるけど、それ以外の興味につながっていてもいい。農業経営という手段を使って地域をもっとよくしたいという人は農場長を目指してもいいし、マネジメントサイドやDXに取り組んで産業としての農業の可能性を追求したい、という人は経営企画に入ってもいいし。

もちろん、農作業にとことんこだわりたい人や地域に定着したい人は専門社員として畑で活躍できるし。そのための制度や環境は整えています。

社会はこれからも変わっていくし、農業もそれに合わせて変わっていく。サラダボウルのやり方も、できることもたくさん増えていく。きっとこれからどんどん変わっていきます。
変化を恐れず、めいっぱい面白がりながら、楽しみながら夢中になって前に進む。それが私たちのやり方です。

もし社会とつながりながら、自分の手で新しい風景をつくっていくことにワクワクできるなら、きっとサラダボウルはいい場所になると思います。ご応募お待ちしています。

応募の前に
下記を確認してください

こんな人は向いています

下記に当てはまる方は
そのまま応募をご検討ください。

  • 多種多様な仕事を楽しめる人
  • 難易度が高いほど燃える人
  • 挑戦することが好きな人
  • あきらめの悪い人
  • 自分の意見を持っている人
  • 自身の成長に貪欲な人
  • 農業の難しさを知りつつ、それでも農業が
    好きな方
  • 変化や挑戦を前向きに受け入れて楽しめる人
  • 何でも経験したい好奇心旺盛な人
  • 体力がある人

こんな人は向いてません

下記に当てはまる方は
応募前にご一考ください。

  • 牧歌的にのんびり仕事をしたい人
  • 植物ではなく自分を優先する人
  • 決まった仕事だけをしたい人
  • 変化に対応できない人
  • なにかのせいにする人
  • 自分のペースで働きたい人
  • 現状維持で満足してしまう人
  • 論理的でなく感覚的に仕事をする人
  • 自分の考えややり方に固執する人
  • 自分から進んで動けない指示待ちな人
  • 農業を楽な仕事と思っている人