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お知らせ
2021年10月12日

はじめに、令和元年東日本台風により被災された方々に、改めて心からのお見舞いを申し上げます。復興に向けて多くの困難を乗り越えてこられた、これまでの2年間に心より敬意を表します。

 

私たちは2011年の東日本大震災をきっかけに、宮城県および同県大郷町の皆さまのご協力のもと、『農業の新しいカタチを創る』『地域に価値ある産業を創る』ことを目指し、「株式会社東北アグリヒト」を設立いたしました。しかし、2019年に竣工を予定していたまさに直前、本台風によって近隣河川が決壊し、氾濫する濁流に施設の全てが飲み込まれました。

被災後の大郷町の様子は、筆舌に尽くしがたいものでした。そのような状況下においても、東北アグリヒトの再生に向けて、宮城県・大郷町、地域の皆さまのご協力とご理解を頂くことができ、2022年の再起を目指し、2度目の施設建設に至っています。

私たちは、農業は「地域に就職する」という側面を強く持つ産業だと考えています。地権者の皆さまのご理解と、地域行政のご支援があって初めて、数ヘクタールという規模のグリーンハウスの建設が実現します。また、このグリーンハウスで働いてくださる方の多くが地元のパートさんです。建設だけではなく、その後の運営も、地元の方々の助けがなければ決して実現しません。被災された皆さまの復興への想いと支えがあってこそ、「東北アグリヒト」の今があります。

東北アグリヒト(Agri+Licht)という社名には、「東北の地に、アグリ(Agriculture;農業)で、地域の未来を照らす存在(Licht;オランダ語で「光」の意)になりたい、農業で地域の未来を切り拓く「人(ヒト)」になりたい」という覚悟を込めました。当初、東日本大震災の復興への想いを背景に命名された社名には、奇しくも、本台風からの復興に対する強い意味合いも含まれることになりました。

令和元年東日本台風から2年が、そして東日本大震災から10年が経った本年、改めてこの想いをしっかり胸に刻み込みます。私たちはこれからも、復興のお手伝いではなく、自らが実践者となって、地域に価値を生み出す事業を、地域の皆様との絆をもとに実現し、地域の未来を創ることに貢献してまいります。

 

サラダボウルグループ 代表 田中進


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